初心者アラサー兼業農家の苦悩。私の畑に害を加えるのは誰だ!?
※虫の写真があります。
【第10回】都内の美人営業マンが会社を辞めて茨城の奥地で狩女子になった件
【あなたは知ってた!? 害虫と益虫!!】
皆さんは“虫害”という言葉をご存知ですか?
農作物を食い荒らしたり、収穫直前の野菜をかっさらっていくのは、イノシシなどの害獣や野菜ドロボーだけではありません。
・・・・・・それはMU・SHI(虫)!
きゃつらは、私たちのような無農薬農家に対して猛威を振るいます(´;ω;`)
私の農家1年目は虫退治と雑草抜きの1年と言っても過言ではありません。
私が種から大事に大事に育てたスティックセニョール【アブラナ科の野菜でブロッコリーとカイランとの交雑種です。味はアスパラガスやブロッコリーのようで甘みがあります】はモンシロチョウの幼虫である青虫に丸坊主にされ、ボロボロになってしまいました……。
毎日虫取り網でモンシロチョウを捕まえ、青虫を取り除き、産み付けられた卵の駆除をしても到底追いつきません。青虫によってゆっくりじわじわと愛しいわが子たちが食い殺されていくのです。駆除しても駆除しても次の日にはびっちり……。発狂しそうです。
また一生懸命、苗を植えて、選定をして、ようやく大きくなった愛しいピーマンを縦に切ったら、中にはカイコガの幼虫である毛虫が中にびっちり詰まっていました(絶叫)。どうやらピーマンの中でぬくぬくしていたらしいです、腹立たしい……!
以下に代表的な害虫とその被害についてまとめてみました!
♦蝶や蛾の幼虫
モンシロチョウはアブラナ科の作物に好んで産卵します。孵化した幼虫はものすごい速さで周囲の葉を食べ続けます。モンシロチョウは一回に200個近くの卵を産み、本州の温暖な地域では約6回世代交代をします。数字上だけの単純な計算では、春に居た1匹の蝶々が秋には200億匹になり、冬を超えて次の春になる頃には2兆匹ほどになるそうですよ(ゾッ……)。私のスティックセニョールはアブラナ科なのでモンシロチョウの大好物というわけなんですね。このほかアブラナ科の代表的な農作物はキャベツ、カブ、カリフラワー、ブロッコリー、ルッコラなどがあります。
♦アブラムシ、アザミウマ
最大で1ミリ程度の小さな虫ですが、新芽や新葉に好んで寄生します。増殖が速く多発すると農作物の成長を著しく阻害するだけでなく、病気のウィルスも巻き散らかします。アブラムシやアザミウマが多発した農作物はやがて枯れ果てていきます。
これらの虫は風通しの悪い、密着した畑からわくので、しっかり雑草の手入れをし、畑を清潔に保つ事が大切ですね!
♦カメムシ
カメムシは好物が多く、豆類・ナス科・アブラナ科、オクラや枝豆、大豆、ブロッコリーなどに好んで寄生します。口を果実や葉に差し込み養分を吸います。著しく農作物に害を与える憎たらしい奴です。アブラムシや、アザミウマと同じく、風通しの悪い密着した場所や、腐った枯れ葉等を好むのでやはり雑草をしっかり抜き、畑の手入れをしっかりしていく事が大切ですね! また寒さにも強く冬もしっかり越せてしまい、身体から発する臭いの為、天敵も少ないく見つけたらしっかり駆除をしないとどんどん増え続けていきます。